脳ドックの検査の流れを解説。脳ドックで早期発見・早期治療を。
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脳ドックでは、主に脳血管の破裂リスクとなる「脳動脈瘤」、血のかたまりで血管がつまる「脳梗塞」、そして「脳腫瘍」や「脳萎縮」などの有無を調べることができます。また、最近では診断装置の発達によって、以前ではわからなかった“ほとんど自覚症状を伴わない”「無症候性脳梗塞」も発見できるようになりました。脳の中にこうした異常があることがわかれば、大きな脳梗塞、脳出血、くも膜下出血など、重篤な脳疾患を未然に防ぐことが可能です。
脳の中の状態を調べる際には、まず、「MRI」(磁気共鳴断層撮影診断)と「MRA」(MRIによる血管撮影)による検査を行います。また、血管の弾性が失われる動脈硬化や血管のつまり具合を調べる「頸動脈エコー(超音波)検査」「眼底検査」などを行うこともあります。
予約後、郵送で脳ドックの案内、問診表(戸田中央総合病院 脳ドックセンターでは「健康調査書」という名称を使用)などが送られてきます。
問診表には、ふだんの生活、既往歴などについて記入します。記入項目には家族の病歴を書き込む欄もあるので、わかる範囲で記入します。また現在、気になる症状や医師への質問がある場合もあわせて記入しておきます。
このほか、健診当日にMRI検査を行うことから、「体内に金属を埋め込む手術をしたことがあるか」などの記入項目も設けられています。なお、記入内容によっては、検査項目を変更したり、検査自体が実施できないこともありますので、不明な場合は必ず事前に確認したうえで記入するように心がけましょう。
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受診前日の夕食は夜9時までに済ませておきましょう。暴飲暴食は避け、海藻類、果物、トマト、きゅうり、繊維質の多い野菜類、豆類、きのこ類などの消化の悪い食べ物も控えるようにします。夜9時以降は、水やお茶などカロリーのない飲み物であればOK。牛乳や野菜ジュースといったカロリーのある飲み物は、翌日の検査に影響を与える恐れがあるので避けましょう。また、飴やガムなどの菓子類もカロリーがあるので食べないようにしてください。
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当日の朝は、食事は摂らないでください。水やお茶など、カロリーがない飲み物であれば飲んでもかまいません。ただし、コーヒーや紅茶に砂糖やミルク、レモンを入れてしまうと、血液検査などの数値に影響を与える恐れがありますので要注意。もちろん、何も入れずに飲む場合は問題ありません。
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検査の際は、受診する医療機関が用意した検査着を着用するので、脱ぎ着のしやすい服装の方がよいでしょう。また検査当日は、以下にあげたものを持っていくと便利です。
<当日持っていくと便利なもの> |
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| 受付後、検査着に着替えます。金属はMRIやMRAなどの画像撮影時に影響が出るので、指輪、ネックレスなどのアクセサリー類もすべて外します。 受診する検査の流れと検査内容の説明のほか、問診表に記入漏れがないかの確認があります。 |
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血液検査では、コレステロールや中性脂肪など脳血管の状態を知る手がかりとなる項目を調べます。眼底検査では、メガネやコンタクトレンズを外した状態で、左右それぞれの眼底の血管を撮影します。眼底の血管は脳の血管とつながっているので、脳の動脈硬化との関連をみることができます。 |
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横になった状態で、脳梗塞や脳卒中の原因となる不整脈、心筋の虚血、心筋梗塞、冠動脈硬化などがないかを調べます。 |
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首にある左右の頸動脈に超音波をあてて画像を撮影します。頸動脈は比較的太い血管で、脳に近く動脈硬化が起こりやすい場所のひとつです。体の表面の近くにあって撮影しやすい頸動脈の血管壁の厚さや動脈硬化の変化などを調べることにより、全身の動脈硬化の進み具合を推測することができます。 ※実際は室内を暗くした状態で検査を行います。 |
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| 強力な磁気を利用して頭部の断層図を撮影します。MRIでは頭部の断層写真、MRAでは脳血管の立体画像を撮影します。検査時間は合わせて30分程度です。脳梗塞や脳動脈瘤の有無などに加え、脳萎縮の状態などもわかります。検査中は大きな音がしますが、痛みなどはありません。 | ![]() |
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機械周辺はデジタルカメラが壊れるぐらい強力な磁場が発生しているので、体内に金属を埋め込む手術を行った方やペースメーカーを利用している方はMR検査を受けることができません。また、入れ墨やアートメイク、アイシャドウや口紅などの化粧品には、微量の金属が含まれていることがあるため、磁力によって熱をもったり、画像が正しく撮影できないこともあります。検査時のメイクはなるべく控えましょう。 |
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| 事前に記入した問診表をもとに、気になる症状やふだんの生活について問診および診断を行います。また、その後は各検査項目の数値や画像写真を見ながら、総合診断・生活指導を行います。 後日、検査当日の検査結果に加え、脳神経外科および眼科専門医による診断をまとめた「総合診断結果」が郵送で届きます。 |
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取材協力:戸田中央総合健康管理センター
※上記記事は、取材にご協力いただいた医療機関が実施している検査の流れです。脳ドックを提供するすべての医療機関のメニューに該当するわけではありません。ご了承ください。
| 脳ドック受診を開始したい年齢 | 40歳 |
| 脳ドックの受診頻度 | 2〜3年に1回(初回のドックで異常がなければ5年に1回) |
| ハイリスク群 | 高血圧、糖尿病、高脂血症、家族に脳疾患の既往歴がある人、肥満、喫煙者 など |
※なお、ハイリスク群に思い当たる場合は、上記の受診開始年齢に達していなくても、一度は受診することをおすすめします。
2009/01/15 更新
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