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早期発見というと“がん”ばかりが注目されがちですが、実は日本人の死因第2位の心臓病(厚生労働省調べ)も早期発見が大原則。動悸、息切れ、胸の痛みなどの自覚症状を感じたら要注意。自分の血管年齢や心臓の健康状態をしっかり検査して「突然死」を防ぎましょう。一般的な検査は心電図や胸部X線のみですが、それだけではあなたの心臓を守れません。最新鋭の冠動脈CTを使った専門性の高い心臓ドックならより精密な検査が可能です。心臓ドックは、1.動脈硬化危険因子、2.全身の動脈硬化の状態、3.あなたの心臓の現状、を総合的に評価します。
朝食を抜きます。カロリーのない水やお茶などは飲んでもかまいません。また当日の喫煙は避けてください。糖尿病などの薬を服用している場合は、事前に受診施設に確認しましょう。自宅で尿検査用の採尿をします(早朝尿)。
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朝食を抜いて来院、受付をすませて尿検体を提出します。
事前に記入した問診表、検査承諾書を提出し、検査着に着替えた後、看護師が問診表の内容を確認しながら採血を行います。血液検査では糖代謝、脂質代謝異常に加えて、冠動脈疾患のリスクを推定する高感度CRPを測定ます。
※心臓の筋肉が活動するために必要な血液を供給する血管を冠動脈と呼びます。この血管が細くなったり詰まったりするのが、狭心症・心筋梗塞です。
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心電図および胸部X線写真
最初に身体測定、心電図と胸部のX線写真を撮影します。これは事前に不整脈などの異常がないかを確認し、冠動脈CTをより安全に行う意味もあります。
専門医による問診と診察
冠動脈CTは検査精度を高める「造影剤」を投与して行う検査です。以前に造影剤に対してアレルギー反応を起こしたことがある方、喘息やじんましんで治療を受けている人、腎臓や肝臓に障害のある人は、検査を受けられないことがあります。専門医による問診と診察によって最終的に冠動脈CTを行えるかどうかを判断します。
心拍数をおさえる
冠動脈CTはゆっくりと安定した心拍数のもとで良好な画像を得ることができます。このため、心拍数をおさえる薬を飲み、安静時心拍数を60/毎分程度に落ち着かせます。服用するのはβ遮断薬といって通常の高血圧治療で使われる薬です。薬が効くまで1時間ほどかかるため、その間にほかの検査を行います。
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| 仰向けに寝て、アゴを少し持ち上げます。超音波を通りやすくするためのゼリーを首に塗り、超音波プローブをあてて観察します。動脈は内側から、内膜、中膜、外膜の3層の組織です。動脈硬化が進むと内膜と中膜に「脂質」が溜まり、内側に向かってこぶのように膨らむので、血管が狭くなります。頸動脈に動脈硬化性の病変があると、脳梗塞や冠動脈疾患の発症リスクが高くなります。 | ![]() |
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| 検査着の前をあけ、体の左側を下にして横になります(45〜90度)。肋骨の間に超音波プローブをあてて心臓の様子を観察します。心臓の大きさや弁の形や心筋の動きから、心雑音の原因や心肥大の有無などがわかります。 | ![]() |
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胸に心音マイクをつけ、両腕、両足の血圧を同時に測ります。 心臓から脈が腕と足まで伝わる速度「脈波」から血管年齢がわかります。しなやかな若い血管では脈波の伝わりかたはゆっくりですが、動脈硬化性の血管は硬いため脈波のスピードが速くなります。ちなみに血管年齢10歳は秒速約6m、65歳では約16m、80歳以上で約25m。実年齢より血管年齢の老化が進んでいたら要注意です。また、足首の血圧が上腕の血圧より極端に低い場合は下肢の血管が詰まっている、あるいは狭くなっていることが考えられます。 |
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眼底検査では、血管を直接観察するため眼底の写真を撮り、血管病変の有無を確認します。肺機能検査では、肺活量などから呼吸器が正常に活動しているかどうかを確認します。息切れなどの症状が、心臓以外の原因ではないかチェックします。
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| 検査台に仰向けに寝ます。心臓の血管を拡張させる薬を口の中にスプレーした後、心電図電極をつけ、装置を心臓の位置に合わせます。撮影時の息止め練習後、本番の冠動脈CT撮影を行います。まず少量(40〜60cc)の造影剤の点滴を受け、息を吸ってしっかりと止めます。息止め時間は10〜15秒ほどです。この時、造影剤の影響で一時的に体が熱くなりますが、すぐに治まります。検査はトータル20分ほどです。検査後は15〜30分ほど安静にしてから点滴の針を抜き、問題がなければ終了です。冠動脈CTでは心臓の表面を走る、4mm以下の血管を観察できます。血管が狭くなる、あるいは詰まっている場合は心筋梗塞や狭心症を予防するため早急な治療が必要です。同時に内臓脂肪CTを撮影する施設もあります。 | ![]() |
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検査終了後の注意点 |
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| 冠動脈CTは最新鋭の64列マルチスライスCTの登場によって、初めて有用な診断が可能になった極めて専門的な検査です。検査結果も循環器専門医による読影と説明が必要です。 当日の一次結果で何らかの異常が見つかった場合は、高血圧、脂質代謝異常などのコントロールを含めた治療を開始します。必要に応じて専門施設や近隣の専門医を紹介してもらいましょう。異常が見つからなかった場合でも、冠動脈疾患のハイリスクの人(高血圧、糖尿病、脂質代謝異常、喫煙などの危険因子を持ち、血縁者に狭心症や心筋梗塞の人がいる)は3年に1回程度の検診がおすすめです。 |
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取材協力:医療法人社団 榊原厚生会 榊原サピアタワークリニック
※上記記事は、取材にご協力いただいた医療機関が実施している検査の流れです。心臓ドックを提供するすべての医療機関のメニューに該当するわけではありません。
| 心臓ドック受診を開始したい年齢 | 50歳 |
| 心臓ドックの受診頻度 | 2〜5年に1回(初回受診時に異常がなかった場合) |
| ハイリスク群 | 高血圧、糖尿病、脂質代謝異常、喫煙、などの危険因子を持っている方、運動時に胸が痛くなるなどの自覚症状を持っている方、血縁者に心臓病(狭心症心筋梗塞)の方がいる方 など |
※なお、ハイリスク群に思い当たる場合は、上記の受診開始年齢に達していなくても、一度は受診することをおすすめします。
2009/01/15 更新
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