乳がんなどの病気を人間ドックや検診で早期発見・早期治療。

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乳がん


20人に1人の女性がかかる乳がん。食事に注意し早期発見を心がけよう

日本人女性の20人に1人がかかるといわれる乳がん。乳腺にできる悪性の腫瘍は発見が遅れると、ほかの内臓や脳に転移する危険性もあり、乳房を温存するためにも、早期発見が望まれます。

乳がんの病期(ステージ)と生存率

乳がんの進行度は、乳房を温存できるか、ひとかたまりに切除する必要があるかを決めるのに重要な判断基準になります。

病期 しこりの大きさ(T) リンパ節への転移(N) がんの転移(M)
0期(早期) Tis (非浸潤がん)
1期(早期) 2cm以下 なし なし
2a期 2.1〜5cm なし
2cm以下でも腋窩リンパ節転移が疑われるもの
なし
2b期 2.1〜5cm 腋窩リンパ節転移 なし
3a期 5.1cm以上 腋窩リンパ節転移 なし
3b期 大きさ問わず しこりが胸壁に固定、皮膚にしこりが顔を出したもの なし
3c期 大きさ問わず 腋窩リンパ節と胸骨内側リンパ節転移
鎖骨上下リンパ節転移
なし
4期 骨、肺、肝臓、脳など乳房から離れた臓器に転移しているがん

※出典:乳がんのここカラダより(臨床病期分類=TNM分類)

乳がんの種類

乳がんの種類には、大きく分けて2つあります。

浸潤性乳がん

がんの細胞が乳管などを破って周囲の組織に広がり、転移の可能性が高いもの。

非浸潤性乳がん

がんが乳管内などにとどまって、転移の可能性が低いもの。

乳がんが発生する場所

乳がんが発生する場所は、乳首を中心に4分割したとき、乳房の外側の上方が50%と最も多く、次いで内側の上が30%、外側の下が16%、内側の下が9%で、乳首付近が9%、乳房全体にわたる場合もあります。

乳がんの症状

乳がんの症状は、乳房のしこり、皮膚のくぼみ、わきの下の腫れなどです。

  • 乳房やわきの下にぐりぐりしたしこりができる
  • 乳房の皮膚にえくぼのような引きつれが生じる
  • 乳首の高さや乳房の左右のバランスがゆがむ
  • 乳首まわりがただれる
  • 乳首をつまむと茶色っぽい分泌物がしみ出る

乳がんの原因と予防法

乳がんの原因は、女性ホルモンのバランスの乱れや、特にエストロゲンの影響を長く受けることで、発生しやすくなるといわれています。その背景には、少子化、高齢出産、初経年齢の早期化や、閉経年齢の高年化、高脂肪食による肥満などが関係しています。
予防法は、脂肪分の多い食事を避けて、肥満を予防し、月1回の自己検診と年1回の定期検診を受けて、早期発見を心がけることです。

乳がんになりやすい人

乳がん患者は30代で増え始め、40〜50代が最も多く、それ以降は減ります。年齢以外の乳がんリスクは以下のとおりです。

  • 血縁に乳がんの人がいる
  • 太っている
  • 閉経後に急速に太った
  • 初経年齢が早かった
  • 高齢出産をした
  • 55歳を過ぎて閉経した
  • 性交渉の経験が少ない
  • 授乳や出産の経験がない
  • 乳腺の病気の経験がある

乳がんの検査項目

乳がんの検査には自分でできる触診、病院で行うX線、超音波、生検などがあります。

乳房X線撮影(マンモグラフィ) 検査装置に付いている板に、乳房を上下・左右に挟んで撮影し、触診ではみつけることのできない5mm程度の小さながんも発見できる検査
乳腺超音波(乳腺エコー) 超音波でがんや乳腺症などの、乳房の異変を発見する検査です。X線照射のリスクがなく、何度でも検査できるのがメリットです。妊娠可能な年齢の人も安心して受診できる検査です

2009/01/15 更新

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