内田絵子さんからの人間ドック・検診に関するあなたへのメッセージ。人間ドックや検診で早期発見・早期治療を。

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あなたへのメッセージ|がんをよく知り、早期発見・早期治療でさらに輝く人生を送りましょう

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今回お話を伺ったのは|内田絵子(うちだ・えいこ)さん

NPO法人 ブーゲンビリア 理事長

1949年東京生まれ。モンテッソーリ幼稚園教諭を経て、結婚。1992年乳がんに。「内田絵子と女性の医療を考える会」を25人でスタートさせ、現在は「NPO法人ブーゲンビリア」の代表として全国で講演活動を行う。著書に『メイド・イン・シンガポールのおっぱい』『おっぱいが二つほしい』など。

「患者主体の温かい医療を広げたい」という思いから、国際的に活躍する「NPO法人ブーゲンビリア」の内田絵子さん。現在、東京都の「女性がん(子宮がん、卵巣がん、乳がん、大腸がん)」患者の声を政治に伝える「提言活動」にも積極的な内田さんに、さまざまな角度から「がん検診」の大切さについてお話を伺いました。

無知からくる苦しみもあります。だから、がんをよく「知る」ことが大切です

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「病気や性について家族で語り合うことも大切」

例えば子宮がんと一口にいっても、子宮の入り口に起こる「子宮頸がん」と、奥の方の「子宮体がん」がありますが、これが意外と一般的に理解されていません。体がんは40〜60代、頸がんは若い世代に多く起こるがんです。
こんな話がありました。結婚を間近に控えたあるお嬢さんが、ブライダル健康チェックで子宮頸がんと宣告されました。前がん状態でした。しかし「がん」という言葉に母娘でパニックになってしまった。実際にはレーザーで処置できて、性生活に問題もないし、子供も産めるし、見つかって結果的には命びろいをしたんです。しかし子宮頸がんについてよく「知らなかった」がゆえに、深刻に悩む事態になってしまった。だからこそ「知る」ことはとても大切だと思います。

日ごろから健康への意識を高め、検診施設を選ぶ「目」をもちたい

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勉強会のほか、おしゃべり会、再発患者さんのための「リボーンの会」など活発に活動!

もし、子宮を摘出せざるをえなくなると、これは一生の問題といえます。「子供を産まない」のと「子供を産めない」のはまったく違いますから。結婚がためらわれるだけでなく、実際に離婚に至ることも多いのです。それが、早期に見つかればいろいろな意味で救われます。しかし、気がつかずに手遅れになり、亡くなる方のなんと多いことか。だからこそ、日ごろから健康への意識を高め、検診を受けていくことが重要だと思います。
検診を受ける際には、施設選びの「目」をもつことも必要です。
例えば、今、子宮頸がんの細胞診では、大きな綿棒みたいなもので子宮の入り口をこすって採取します。けっこう強くこすらないと取れないんですね。この方法ですと医師による技術の差がどうしても出てきます。欧米ではブラシを使用しているそうです。ところが、綿棒の方がコストが安いためか、東京都の病院ではほとんどが綿棒なんです。だからこそ患者側から「採取方法は綿棒ですか、ブラシですか」ってきちんと聞くだけの知識と勇気をもちたいですね。

「がん=死」ではありません。早期発見・治療で人生をさらに輝かせましょう

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子宮頸がんの啓発セミナーで熱く語りかける内田さん

長寿社会の現代は3人に1人が、がんになる時代です。
私は会のメンバーと「長く生きられることは、もう一回くらいは何かがんにかかるかもしれないということ。でもそれに落ち込むのではなく、どう対応していくかということが大事」と話しています。
どうしてもテレビや雑誌、人の話などから、「がん=死」のイメージが強いと思います。確かに亡くなる方もいらっしゃいます。私も「闘病の伴走者」として多くの友人が闘い逝くのを見送ってきました。しかし、一方で病気に打ち勝って元気に暮らしている人がたくさんいることはあまり知られていません。がんから復帰した方は、ご自身ががん経験者だということを自ら話さない場合が多いんです。でも実はたくさんいらっしゃるのです。私自身、1994年に乳がんの全摘手術と乳房再建手術を受けましたが、今こうして元気で毎日活動させていただいています。
がんは誰にでも起こりうる病気なのです。まずはがんをよく知り、検診をしっかり受けること。その上で、もし万一がんになってしまった時は、がんを「人生のアクシデントの一つ」として捉えて向き合い、乗り越えていってほしいと思います。早期に見つけて治療ができれば、また元気に、いえ、さらに輝きを増した人生をつくっていけるのではないでしょうか。

NPO法人ブーゲンビリア

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1998年1月に設立された乳がんを中心としたがん患者会。ブーゲンビリアとは、東南アジアなどに咲く鮮烈な印象の美しい花のこと。「小さな庶民的な花がたくさん集まって、皆一緒に頑張っていこう!」という願いが込められています。現在「学び」「いやし」「国際協力」の3つを柱に活動中で、乳がんに関心のある非体験者や男性も入会できます。
NPO法人 ブーゲンビリア

構成・文/山賀美幸
2009/01/15 更新

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