山田邦子さんからの人間ドック・検診に関するあなたへのメッセージ。人間ドックや検診で早期発見・早期治療を。

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あなたへのメッセージ|早期発見すれば、がんでは死なない忙しい、面倒を理由に乳がん検診をパスしないで!

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今回お話を伺ったのは|山田邦子(やまだ・くにこ)さん

タレント/1960年東京都生まれ。81年にドラマやバスガイドネタなどのお笑いタレントとしてデビューし、『ぶりっ子』という流行語を生み出した。以降、バラエティ番組の司会、ドラマ、ラジオDJ、小説やエッセイの執筆など活躍の場を広げ、NHKが行う好きな女性タレント調査で、89年から96年まで8年連続第1位を獲得。2007年6月、乳がんであることを公表し、摘出手術に成功。08年10月にはその体験をまとめた著書『大丈夫だよ、がんばろう!』(主婦と生活社)を出版。乳がん早期発見を啓発するための講演活動なども積極的に行っている。

2007年に出演したテレビ番組がきっかけで、乳がんを発見。2度の手術と抗がん剤治療を終え、現在もホルモン治療を続ける山田邦子さん。近著『大丈夫だよ、がんばろう!』では、乳がんになった時に“本当に必要な情報”をコンパクトにまとめ、また「私の経験が乳がんの早期発見と患者さんに役立てば」と講演活動なども積極的に行っている、その近況を伺いました。

自分で胸のしこりを発見。「検査パス」が命取りになるところでした

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2007年3月に出演した番組で乳がんの自己診断法をドクターに教えてもらっていた時に変なしこりを発見して「あれ、変だなあ」と感じて、すぐにそのドクターの病院で診てもらったら初期の乳がんが3カ所、見つかったんです。
私は家族にがんにかかった人が多いので、毎年必ず、乳がん検診を受けていました。ところが、検査をしてくれていた大好きな女性のドクターがお亡くなりになって、次のドクターを探すのが面倒になり、2年ほど検査をパスしてしまったのが命取りになるところでした。
乳がんや子宮がんの検査って、女性の大切なところを診てもらわなければならないので、やっぱり恥ずかしいし、忙しくて面倒だからついつい「昨年もやったばかりだから、パス!」と勝手に検査を休んでしまいがちですが、それが発見を遅らせることになり、がんの治療を長期化してしまいます。やっぱり毎年しっかり検査を受けることが大切ですよね。

インターネットで病院やドクターの情報を収集

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乳がんになるまで元気で病気知らずだったから、定期健診以外は、病院に行くことがありませんでした。また、芸能人としての活動歴も長いので、病院に行くと待合室や診察中に人が集まってきたり、自分のレントゲン写真にサインさせられたりと、想像を絶する体験もあったことから、乳がんの治療をするなら施設の整った病院がいいなあと思いました。そこでテレビ番組で知り合った女性のドクターに相談したところ、我が家の近くで通院しやすい病院を「日本一の技術をもつドクターと、素晴らしい医療施設だから」と推薦されて、自分でもインターネットで病院やドクターのことなどを調べ、「ここならいいかも!」と思って決めました。自分の体や命までをも委ねるお医者さんや病院ですから、徹底的に納得できるまで調べることは、決して間違いではないと思います。「手術はうまいけれど説明がわかりにくい」「名医だけど忙しい」など、いろいろ利点や欠点がありますが、必ず自分が納得できるお医者さんが見つかるはずです。妥協はしないことです。
結局私は左乳房に1つ、右乳房に2つ、がんが発見されて、4月と5月に4時間ほどの手術を2回受けました。手術後は放射線治療を行い、今はホルモン剤を飲んで治療を続けています。傷口もほとんど目立ちませんが、乳首の高さの違いが気になったのでドクターに質問したら「乳首が垂れている方が本来の位置ですよ」と言われて、「どうせなら両方とも高くしてくれればよかったのに」などと冗談が言えるくらいに仲良くなれました。

早期発見できればがんは死ぬ病気ではない。検査を受けよう!

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乳がんを告白して、マスコミの取材を受けた時に、ビックリしたのが「がん=死」という意識がすごく強かったこと。がんになったらもう立ち直れない、元気にならないというイメージは間違いだし、がんばってがん治療をしている人に失礼だと思いました。がんは死ぬ病気ではありません。早く発見できれば必ず治る。そのためにも検査を受けることです。「マンモグラフィが痛い」という人もいますが、マンモの痛みよりもがんや放射線治療の痛みのほうが大きいです。検査の痛みを理由にしないで! もしどうしても気になるなら、ドクターと相談すればいいし、解決策はあるはず。忙しさや痛みを理由にしないで、乳がん検診を受けてほしい。「自分だけは大丈夫」と思わないで、20人に1人が乳がんになり、年間約3万8千人が発病する、身近な病気だということをしっかり覚えておいてほしいですね。

乳がんを公表し、声をかけてくれる人が増え、寂しくなくなった

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芸能人だから注目を浴びるのは仕方ないこと。スーパーでコロッケを買うと、「山田邦子がコロッケ買うのかあ?」みたいな目で見られたりもするけど、私もテレビ番組がきっかけで乳がんを早期発見できたんだから、今度は自分自身ががんになった経験を語ることで、乳がん検診に行ってくれる人が、1人でも増えればいいなと思ったんです。
マスコミに公表してからは、新幹線でも喫茶店でも街中でも、いろいろな人が声をかけてくれるようになりました。特に退院直後「放射線治療中は肌がガサガサになるけど、美容液をいっぱいつけるといいわよ!」なんて具体的で役に立つアドバイスをいただいた時は、「私一人じゃないんだ、頑張ろう!」って勇気がわいてきました。芸能界でも鳥越俊太郎さんをはじめとする通称「がん友」が増えて、合唱団を作ってコンサートをしています。私がお世話になっている病院でもコンサートを開いて、患者さんたちを励ましたんですよ。

『大丈夫だよ、がんばろう!』

大丈夫だよ、がんばろう!

この本には、乳がんになった時に必要な最小限の情報や、家族や大切な人への感謝のメッセージを綴りました。私が乳がんになって、便利で疲れない、簡単に読める本が欲しいと思った時の、ほぼ理想どおりに仕上がっています。「電車の中で号泣しました!」っていうファンレターや「ラブレターみたいだね」という夫からの喜びの一言をもらってうれしかったですね。

大丈夫だよ、がんばろう!』を購入する
(山田邦子/主婦と生活社/2008年10月)

構成・文/宇山恵子
2009/01/15 更新

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