受診前に節制するべき?

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効果的な受診とするコツ  編

質問 仕事が忙しく、生活が不規則で、このまま人間ドックを受けても悪い結果になってしまいそうです。やはり受診前は食事や運動など、気をつけたほうがいいでしょうか。

お答えします

数値に大きな変動が出やすい行動は避けましょう

「要精検」や「要再検」という結果を見たくないために、人間ドックや職場の健診の前になると、人が変わったように急に節制した生活に切り替える人がいます。受診1カ月ほど前からお酒をやめ、脂ものを控えたりします。突然減量を始める人も、少なくありません。こういう人は、「異常値が見つかって、再検査などでまた時間をかれるのがいや」「会社の記録にヘンな数値を残したくない」と言います。
人間ドックは、病気を早期発見するために行われますが、同時に、長い目で見て自分の今の生活が健康で長生きするために適切か、何か問題がないかなどを知る場でもあります。つまり、良くない生活習慣を変えるきっかけとする場でもあるのです。
できれば普段の生活のままで受けることが、本来の人間ドックの趣旨に沿います。しかし、反対に、直前の多少の節制だけで、数値が基準内に収まるのであれば、大きな問題はないともいえます。そういう人は、自分の普段の生活のどこが悪いのかを、知っているということでもあるわけです。
そうした自分の生活習慣が数値を変動させるということは、それを長く続けていれば、中性脂肪が上がったり、血糖値が上がったりしてしまう原因になるということでもあります。
直前の食事や飲酒が検査数値に反映されるものには、表のような項目があります。
例えば、γ-GTPは数日前の飲酒を反映し、中性脂肪は24時間内の食事を反映しますから、飲酒をやめ、高カロリー食や脂肪を減らせば、これらの数値は少し下がります。
逆に、前日に飲み過ぎたり、脂肪の多いものを食べたりすると数値が高めに出ることがあります。
せっかくお金を使って、時間を割いて受けるのですから、無駄にしないためにも、検査に際しての指示を守って、正しい結果が得られるようにしたほうがよいと思われます。

東京大学 保健・推進本部 健康管理室 講師
石川 隆(いしかわ・たかし)
(出典:保健同人社「暮らしと健康」2009年1月号)
2009/06/11 更新

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