検査結果の信用性

人間ドックのここカラダ > 人間ドック 予約 > 検査結果の信用性

人間ドック・検診|気になるあれこれQ&A


結果の見方・活かし方  編

質問 毎年健診を受けています。長年保管していた検査の結果表を見直すと、生活習慣は特に変わっていないのに、数値にバラつきがあります。年齢を重ねるごとに悪くなる、というわけでもなさそうですし、こうした健診の結果の信用度はどのくらい、と考えるのがよいのでしょうか

お答えします

最も重要なのは「変化」をとらえること

昨年、一昨年と比べてどう変わったかを重視してください。例年の数値から大きくずれたら、何か変化が起こっていると考えるのが妥当です。
また、毎年、できるだけ同じ施設で受けることが望まれます。それによって施設にもデータが蓄積されますから、担当の医師なども、変化にいち早く気づくことができます。
最近では、こうした人の体の数値が、年齢とともに変化してくることや、男女差があることが明らかになってきています。今後は、こうした差を加味した基準値に改定されていく可能性もあります。
人の体のさまざまな数値は、健康であってもいつも一定ではありません。
血圧や体温などは、1日のうちでさまざまに変化します。前日の行動によって変化しますし、仕事の状態、心理状態で変わることもあります。昨年はコレステロール値が高過ぎて「要治療」だったのに、放置していたけれど、今年は下がって「異常なし」となった原因が、この変動だったということもあります。
さらに、検査には誤差や変動があります。測定方法や条件が変われば基準値が変わりますし、検査機関の分析装置や測定試薬が変わったときには分析誤差が出ます。採血や検体の保存・輸送のときの操作によっても、測定誤差を生むことがあります。
ある検査項目の同じ数値が、A病院では「基準内」と判定され、Bの病院では「高値」とか「要治療」などと判定されることがありますが、これもこうした理由によることが少なくないのです。
このように体の異常はなかなか数値ではとらえにくいのですが、続けて検査を受けて比較すれば、変化を見つけることができます。定期的に人間ドックを受けましょう、という理由も、そこにあるのです。

東京大学 保健・推進本部 健康管理室 講師
石川 隆(いしかわ・たかし)
(出典:保健同人社「暮らしと健康」2009年1月号)
2009/06/11 更新

人間ドックを探す

「人間ドック・検診Q&A」TOPページへ

人間ドックのここカラダ > 人間ドック 予約 > 検査結果の信用性