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子宮がん検診

子宮がんには子宮頸がんと子宮体がんがあり、最近は比較的若い年齢層にも子宮頸がんがみられるようになりました。子宮がん検診は、がんだけでなく子宮筋腫や卵巣嚢腫などの病気を発見する機会でもあるので、今まで子宮がん検診を受けたことがない人も、ぜひ一度子宮がん検診を受けてみましょう。人間ドックのここカラダでは、全国の子宮がん検診実施施設の検索や予約申込が可能です。

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子宮がん検診の検査どれ選ぶ?|検査の内容・比較|頸がんと体がんでは検査が異なります
内診に抵抗があるという理由で先送りしないで!

婦人科のがんで最も多いのが子宮がんです。子宮がんは子宮頸がんと子宮体がんに大別されます。子宮頸がんは、性交を経験したすべての女性にリスクがあり、子宮体がんは50歳代が罹患のピークです。検査方法も異なりますので、どちらの検査を受けるべきかを自分で確認してから、検査コースを選びましょう。
また、子宮頸がん、体がんともに細胞診がありますが、内診に抵抗があるという理由で、受診を先送りにしている人も多いようです。しかし、子宮がん検診を受けて異形成(前がん状態)の段階で発見し、治療を行えば完治することも可能です。子宮癌は検診によって予防できるがんともいえるのです。早期発見・早期治療が子宮がんで命を落とさないための最良の手段ですので、定期的に受診することをおすすめします。

子宮がん検診のメリット・デメリット

検査名 メリット デメリット
子宮頸部細胞診
  • 痛みや出血などの負担が少ない
  • 月経時は行えない
子宮体部(内膜)細胞診
  • 50歳以上の子宮体がんハイリスク群には、がんの発見に有用
  • 月経時は行えない
  • 痛みや出血を伴う
  • 検査の精度が十分でない
  • 子宮穿孔などのリスクがあり医師の技量が必要
経膣エコー(経膣超音波)
  • 器具が小さいので、痛みをほとんど伴わない
  • 被ばくがない
  • 卵巣の状態もチェックできる
  • 月経時は行えない
骨盤腔MRI
  • 内診が不要
  • 卵巣の状態もチェックできる
  • 被ばくがない
  • 心臓ペースメーカーなど体内に金属が存在する場合は、検査ができないことがある
  • 撮影時間が長い
  • 多少の騒音がある

子宮頸部細胞診

子宮の頸部(入口)の粘膜から細胞を採取して観察する検査です。綿のついた細い棒状の検査器具を使って細胞をこすり取り、膣がんや子宮頸がんの発見に役立てます。
子宮頸がんは、子宮頸部(子宮の入口付近)に発生するがんで、ヒトパピローマウイルス(HPV)への感染が主な原因です。性交を経験した女性であれば、誰もが感染するリスクをもっています。HPVの感染だけでは自覚症状はなく、また、HPVに感染した人すべてが子宮頸がんになるわけではありませんが、リスクは確実に高まります。
内診に抵抗がある人も多いようですが、自覚症状があらわれた時には、がんが進行している場合が多いのも事実です。初めての性交経験から5年が経過したら年齢に関係なく、また性交のパートナーが変わった場合にも検査を受けましょう。

子宮体部(内膜)細胞診

子宮体部の粘膜(子宮内膜)から細胞を採取して観察する検査です。綿のついた細い棒状の検査器具を使って子宮内膜の細胞をこすり取り、子宮体がんの発見に役立てます。この検査は子宮内に器具を挿入するため高度の技術が必要で、痛みや出血*などの負担を伴うほか、検査の精度も高いとはいえない状況です。
一般的には「子宮がん検診」というと、子宮頸がんを調べる検査コースが中心ですので、ハイリスク群*などで子宮体がんが気になる人は、検査の内容について医療機関に確認しましょう。

  • *検査中から検査後にかけての痛みや出血には個人差があります。
  • *子宮体がんのハイリスク群は、閉経年齢が高い、出産歴がない、肥満、エストロゲン産生がん、糖尿病、高血圧、乳がん・大腸がんの家族歴 など

経膣エコー(経膣超音波)

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プローブ(探触子)を膣に挿入し、子宮や卵巣の病変を、超音波を使ってモニターに映し出します。子宮がんや卵巣がん、子宮筋腫、卵巣のう腫などの早期発見に有用です。子宮内部の子宮体がん、子宮壁の平滑筋にできる子宮筋腫、卵巣の大きさ、卵巣のう腫、卵巣がんなどの陰影が映し出されます。卵巣は子宮と異なり、視診や触診ができないので、子宮がん検診に加えて経膣エコーを実施することで、卵巣がん検診とする場合があります。

骨盤腔MRI

MRIは、電磁波に共鳴しやすい水素の性質を利用した検査です。骨盤部にある膀胱、膣、子宮、卵巣などの大きさや形状の観察、がんなどの病変の診断に使われます。モニター画像には、子宮内部の子宮体がん、子宮壁の平滑筋にできる子宮筋腫、卵巣の大きさ、卵巣のう腫、卵巣がんなどの陰影が映し出されます。異常が認められた場合は細胞診など内診を行う必要がありますが、内診に抵抗がある人は、まずこの検査から始めてもよいでしょう。

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正常な子宮のMRI画像(画像提供:メディカルスキャニング)

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子宮頸がんが認められるMRI画像(画像提供:メディカルスキャニング)

東京地下鉄株式会社健康支援センター 所長 鷲崎 誠(わしざき・まこと)
2009/10/30 更新

子宮がん検診って何するの?|検査の流れ|自覚症状が出てからでは遅い。子宮頸がんは早期発見が肝心

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子宮がんには子宮頸がんと子宮体がんがあり、最近は比較的若い年齢層にも子宮頸がんがみられるようになりました。子宮がん検診は、がんだけでなく子宮筋腫や卵巣嚢腫などの病気を発見する機会でもあるので、今まで子宮がん検診を受けたことがない人も、ぜひ一度検査を受けてみましょう。

子宮がん検診の流れ

受診前日まで

まず予約をする時は、検診日が生理期間と重ならないようにしましょう。また現在妊娠中であったり妊娠の可能性があると受けられない検査項目があるので、予約時に必ずその旨を伝えましょう。子宮がん検診の場合は、食事や飲み物についての制限はありませんが、暴飲暴食や過度の飲酒は避けて十分な睡眠をとり体調を整えましょう。

step1:受付、問診表の記入

受診する検査の流れと検査内容の説明を受け、問診表にふだんの生活、既往歴などについて記入します。問診表には子宮がん検診歴のほか、生理周期、結婚歴の有無、妊娠・出産および授乳経験、子宮がんにかかった家族はいるか、などを記入します。また不正出血やおりものなど、気になる症状や医師への質問がある場合もあわせて記入しておきます(医療機関によってはあらかじめ自宅に郵送されるところもあります)。   写真

step2:着替え

検査着に着替えます。なおストッキングや靴下は脱ぎ、時計、指輪、ネックレス、ピアスなどのアクセサリー類はすべて外します。

ワンポイント

子宮がん検診では内診があるので、当日の服装はスカートが適していますが、医療機関に用意されている検査着を使用してもかまいません。また検査当日は、以下にあげたものを持っていくと便利です。

<当日持っていくと便利なもの>
メガネケース、コンタクトレンズケース(使用している人のみ)
アクセサリーをしまうポーチ類(時計、指輪、ネックレスなどを身につけている場合)
生理用品(子宮体がん検診を行う場合)

step3:問診

事前に記入した問診表をもとに、気になる症状やふだんの生活について話をします。ここでは女性特有の病気以外の症状についても遠慮しないで話しましょう。

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step4:内診

内診台に上がり、婦人科医が子宮頸部や膣の内部に出血の有無やびらん(ただれ)などがないかを調べます。

ワンポイント

内診台はカーテンで仕切られているので、内診を行っている時に医師と顔をあわせることはありません。

step5:子宮頸部細胞診

内診台に上がった状態で、婦人科医が子宮頸部を綿棒などで軽くこすって細胞をとります。細胞採取は2~3分程度で終わり、痛みもほとんどありません。ただし妊娠中の人や採取箇所にびらんがある人は、軽い出血を起こすことがあります。

ワンポイント

希望によって子宮体がん検診を加えたり、外したりすることができます。子宮体がん検診の場合は、子宮内に細い金属の器具を入れて子宮内膜を軽くこすり、細胞を採取します。子宮体がんの検査は若干の痛みと出血を伴うので、事前に検査の必要性の有無を医師に相談するとよいでしょう。

step6:経膣超音波(エコー)検査

使い捨てのキャップをかぶせた細い超音波器具を膣内に挿入して、はね返ってくる超音波を見ながら子宮の状態を調べます。この検査では子宮頸がんや子宮体がんだけでなく、子宮筋腫の有無、卵巣嚢腫なども一緒に見ることができます。この検査も婦人科医が行います。

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ワンポイント

経膣超音波検査はX線を使用しないので、妊娠中の人や妊娠の可能性のある人も検査が可能です。また卵巣の状態もわかるこの検査は、卵巣がんの検診も兼ねています。

step7:診断結果

後日、総合診断結果が郵送で届きます(医療機関によっては当日検査結果の説明を受けることもできます)。検査の結果、精密検査が必要な場合は、改めて疑わしい部位の細胞を採取して調べる生検を行います。

取材協力:イーク丸の内

※上記記事は、取材にご協力いただいた医療機関が実施している検査の流れです。子宮がん検診を提供するすべての医療機関のメニューに該当するわけではありません。ご了承ください。

子宮頸がん検診を開始したい年齢 初性交渉から5年
子宮頸がん検診の受診頻度 1年に1回
ハイリスク群 性交渉の経験がある、妊娠・出産回数が多い、ヒトパピローマウイルスに感染している など
子宮体がん検診を開始したい年齢 45歳
子宮体がん検診の受診頻度 5年に1回
ハイリスク群 閉経年齢が高い、出産歴がない、肥満、エストロゲン産生がん、糖尿病、高血圧、乳がん・大腸がんの家族歴 など

※なお、ハイリスク群に思い当たる場合は、上記の受診開始年齢に達していなくても、一度は受診することをおすすめします。

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